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有田和正 先生

1935年、福岡県生まれ。

玉川大学文学部教育学科卒業。

1958年に福岡県の公立小学校の教諭となる。

1967~1976年、福岡県教育大学附属小倉小学校

1976~1992年、筑波大学附属小学校で教壇に立つ。

1976年より社会科・生活科の教科書(教育出版)を執筆。

1992~1999年、愛知教育大学教授。

1999年に、教材・授業開発研究所を立ち上げ代表になる。

2006~2010年、東北福祉大学子ども科学部教授、

2010年からは、同特任教授を務めた。

2014年5月2日逝去。

 

 有田和正先生は、34年間の教師生活を、自発的に学ぶ子ども=「追究の鬼」を育てることに捧げました。また、社会科教育お第一人者で、社会科の授業を大きく変容させました。

 

 十数年間にわたって教鞭をとった大学では、資料や教材を生かす実践的な授業技術に力を入れました。教員をめざす学生たちは、まるで授業を受けている子どものように反応したといいます。有田先生は、その学生たちがやがて教壇に立ち、追究の鬼を育てる授業実践に励むことを楽しみにしていました。

 

 また、有田先生は、個別指導で、模擬授業や公開授業で、生涯200冊に及んだ著書等で、惜しげもなく教師哲学や教材、授業について伝え、多くの名教師を育てました。どんなに忙しくても熱心に指導し、子どもたち同様によく褒め、手紙や葉書を送って励まし、温かく見守りました。